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『GODZILLA』破壊神というより守護神だったハリウッドリブート版

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 メディア, 映画:カ行

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早くも2018年にパート2をやると
発表されたハリウッド版『ゴジラ』。

近年、アメリカではテロや戦争があり、
日本では震災、原発事故があった。

そもそも1954年に発表された、
第一作目の『ゴジラ』は、
戦争や核の破壊のメタファー。
制作者からの怒りや悲しみが
映像からビビッドに伝わってきた。

今回のハリウッド版『ゴジラ』、
この近年のディザスター要素を取り込んで、
さぞ恐ろしいエンターテイメントに
仕上がっているかと期待していた。

しかしながらこちらが予想していた
テーマとはちと違うみたい。

本編で確かに原発事故や津波の場面はあるし、
CGでのゴジラはデカい。
でも怖くない。情念がない。

この作品での破壊は、
「メタファー」ではなくて「ギミック」。

ゴジラは人類の味方で、ライバル怪獣ムトーは敵。
ムトーからしてみれば、
普通に繁殖したいだけなのでから気の毒。

これは第一作の『ゴジラ』ではなく、
後続する『ゴジラ対◯◯』の流れ。
ディザスター映画やSF映画というより、
純粋な「怪獣映画」。

テーマ性よりも娯楽性重視の
大人から子どもまで楽しめる作品。

ハリウッド映画を観てるのに、
日本の怪獣映画を観てるのとなんら違いなかった。

この日本で後に築き上げてきた
「ゴジラ映画の約束事」は見事に継承されている。
前半一時間はゴジラが全容をみせずに、
引っぱり倒すなんていい例。
(子どもの頃、これが退屈だった)

怖いものを期待して劇場に行ったので、
肩すかしを食らってしまったが、
これはこれでアリですね。

どうのこうの言って、
パート2も観てしまうだろうな。

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