*

『トイ・ストーリー・オブ・テラー』 続々発表の新作短編、実は大人向け?

公開日: : 最終更新日:2021/08/22 アニメ, 映画:タ行

BSのDlifeで『トイストーリー』の
新作短編が放送された。
なんでも本邦初公開とのこと。
子どもたちと一緒に楽しみました。

『トイストーリー』はピクサーの
記念すべき長編映画第一作。

当時はCGフルアニメと言うだけで
驚きだったのだが、
今や世界的にアニメーション
といえばCGが主流。

未だ2Dが主流の日本アニメの方が
世界的にはめずらしい。

『トイストーリー』は長編三部作で
物語は一応完結しており、
短編作はその後日談の設定となっている。

今回の主役はジェニー。
作品の元ネタは『サイコ』。
ジェニーはずっと箱詰め放置されていた
経験から閉所恐怖症という設定。
閉じ込められると過呼吸になる。

子どもが見るにはちょっと難しい設定。
前短編作の『ニセものバズがやってきた』では
ファーストフードのおまけのおもちゃたちが
自分たちが捨てられたときの悲しみを克服しようと
グループセラピーをしている場面がある。

大人たちは苦笑。
子どもたちはハテナ?

妻はこういったおまけおもちゃを
これから捨てにくくなるとぼやいていました。

本作に続いてDlifeでは『アナと雪の女王』の
特番も放送していた。

スタッフインタビューで
男性がテカテカのグロスをひいて、
大きなピアスをつけている人の多い事。

アメリカでアニメをやってる人は、
オタクかゲイが多いのかな?

こういったマイノリティの人たちが作る
メジャー映画というのは興味深い。

向こうのマイノリティは、人間観察が得意。
日本のそのタイプの人たちが
閉じこもっていくのと対照的。
本作で新登場の「コマンダー・カール」という
マッチョなアーミーのキャラクターの口癖がある。

「コマンダー・カールは諦めない!
コマンダー・カールは道を見つける!」

ウチの娘は幼稚園の給食が苦手なのだが、
この言葉を自分に言い聞かせて
克服したそうな。

関連記事

『君たちはどう生きるか』 狂気のエンディングノート

※このブログはネタバレを含みます。 ジャン=リュック・ゴダール、大林宣彦、松本零士、大

記事を読む

『きみの色』 それぞれの神さま

山田尚子監督の新作アニメ映画『きみの色』。自分は山田尚子監督の前作にあたるアニメシリーズ『平

記事を読む

『ドグラ・マグラ』 あつまれ 支配欲者の森

夢野久作さんの小説『ドグラ・マグラ』の映画版を久しぶりに観た。松本俊夫監督による1988年の

記事を読む

no image

『きゃりーぱみゅぱみゅ』という国際現象

  泣く子も黙るきゃりーぱみゅぱみゅさん。 ウチの子も大好き。 先日発売され

記事を読む

『ヒックとドラゴン』真の勇気とは?

ウチの2歳の息子も『ひっくとどらぽん』と 怖がりながらも大好きな 米ドリームワークス映画

記事を読む

『あしたのジョー』は死んだのか?

先日『あしたのジョー』の主人公矢吹丈の ライバル・力石徹役の仲村秀生氏が亡くなりました。

記事を読む

『舟を編む』 生きづらさのその先

三浦しをんさんの小説『舟を編む』は、ときどき日常でも話題にあがる。松田龍平さんと宮崎あおいさ

記事を読む

『アオイホノオ』 懐かしの学生時代

自分は早寝早起き派なので 深夜12時過ぎまで起きていることは 殆どないのだけれど、 た

記事を読む

no image

『クラフトワーク』テクノはドイツ発祥、日本が広めた?

  ドイツのテクノグループ『クラフトワーク』が 先日幕張で行われた『ソニックマニア

記事を読む

no image

『カールじいさんの空飛ぶ家』憐憫の情を脱せなければ、ドラマは始まらない。

  ディズニーアニメの最新作『ベイマックス』が 予告編とあまりに内容が違うと話題に

記事を読む

『サタンタンゴ』 観客もそそのかす商業芸術の実験

今年2025年のノーベル文化賞をクラスナホルカイ・ラースローが

『教皇選挙』 わけがわからなくなってわかるもの

映画『教皇選挙』が日本でもヒットしていると、この映画が公開時に

『たかが世界の終わり』 さらに新しい恐るべき子ども

グザヴィエ・ドラン監督の名前は、よくクリエーターの中で名前が出

『動くな、死ね、甦れ!』 過去の自分と旅をする

ずっと知り合いから勧められていたロシア映画『動くな、死ね、甦れ

『チェンソーマン レゼ編』 いつしかマトモに惹かされて

〈本ブログはネタバレを含みます〉 アニメ版の『チ

→もっと見る

PAGE TOP ↑