「 映画:ハ行 」 一覧
『ハリー・ポッター』貧困と差別社会を生き抜いて
映画版『ハリー・ポッター』シリーズが日テレの金曜の夜の枠で連続放送されるのがすっかり恒例になった。スタジオジブリ作品に次ぐ、独占目玉プログラム。 『ハリー・ポッター』は基本的には子ども向
『炎628』 戦争映画に突き動かす動機
2016/05/20 | 映画:ハ行
『炎628』は日本では珍しい旧ソビエト映画。かつて友人に勧められた作品。ヘビーな作品なので、体調のいい時に観てねと言われていた。DVD化はされているけど、レンタルはしてないみたい。調べたら今年
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』妄想を現実にする夢
映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は、女性向け官能映画として話題になった。女性誌やネットではけっこう持ち上げられ、センセーショナルな内容なのかと思いきや、その年の最低と言わ
『パンダコパンダ』自由と孤独を越えて
子どもたちが突然観たいと言い出した宮崎駿監督の過去作品『パンダコパンダ』。ジブリアニメが好きなウチの子たちは、『となりのトトロ』にそっくりなパンダの親子のビジュアルにすぐ飛びついた。このアニメには、の
『はじまりのうた』 音楽は人生の潤滑油
この『はじまりのうた』は、自分の周りでも評判が良く、とても気になっていた。当初は「どうせオシャレ女子向けの映画でしょ」と、なんとなく自分とは関係のない映画だと思っていた。メインビジュアルも、ア
『ファイト・クラブ』とミニマリスト
最近はやりのミニマリスト。自分の持ちものはできる限り最小限にして、部屋も殺風景。でも数少ない持ちものは、選びに選んだお気に入りのものばかり。量より質。数は少なくとも高級品だったりするのが、ただの倹約家
『ポンヌフの恋人』ボウイを愛した監督・カラックス
デヴィッド・ボウイの訃報はまったく信じられなかった。1月8日のボウイの誕生日に、新作『★(ブラックスター)』が発表されたばかりだし、来年には日本でも回顧展開催が予定されている。大御
『母と暮せば』Requiem to NAGASAKI
残り少ない2015年は、戦後70年の節目の年。山田洋次監督はどうしても本年中にこの映画『母と暮せば』を公開したいと、すでに完成済みの喜劇『家族はつらいよ』の公開を後回しにしたらしい
『her』ネットに繋がっている時間、私の人生は停まっている
スパイク・ジョーンズ監督作品『her/世界でひとつの彼女』は、本格的なSF作品としてとても興味深い。近未来の話で、OSのAIとの恋愛関係を描いているのだが、少し前ならキワものな内容なのだが、こうSNS
『フラガール』生きるための仕事
史実に基づいた作品。町おこしのために常磐ハワイアンセンターを設立せんとする側、新しいものを拒み、今までの町を守ろうとする側の対立を描きながら、フラガールという華やかなショービジネス