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「 音楽 」 一覧

『リップヴァンウィンクルの花嫁』カワイくて陰惨、もしかしたら幸福も?

  岩井俊二監督の新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』。なんともややこしいタイトル。岩井俊二監督といえば、かつて新宿武蔵野館で観た中山美穂さん主演の『Love Letter』からすっか

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『幕が上がる』覚悟の先にある楽しさ

2016/03/31 | 映画:マ行, , 音楽

  自分はアイドル文化や萌えとかよくわからない。だから『ももいろクローバーZ』の存在こそは知れども、自分の人生とはまったく関わりのないものなんだろうと決めつけていた。この映画『幕が上が

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『リアリティのダンス』ホドロフスキーとトラウマ

アレハンドロ・ホドロフスキーの23年ぶりの新作『リアリティのダンス』。ホドロフスキーと言えば、70年代に発表したカルトムービー『エル・トポ』が有名。なんでもジョン・レノンが心酔して、映画の権利

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『アーロと少年』 過酷な現実をみせつけられて

く、暗いゾ。笑いの要素がほとんどない……。 日本のポスタービジュアルが、アーロと少年スポットが泣きながら抱き合っているものだったので、イヤな予感はしていた。最近のディズニー映画は、日本版

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『はじまりのうた』 音楽は人生の潤滑油

2016/03/15 | 映画:ハ行, 音楽

この『はじまりのうた』は、自分の周りでも評判が良く、とても気になっていた。当初は「どうせオシャレ女子向けの映画でしょ」と、なんとなく自分とは関係のない映画だと思っていた。メインビジュアルも、ア

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『スノーマン』ファンタジーは死の匂いと共に

4歳になる息子が観たいと選んだのが、レイモンド・ブリッグスの絵本が原作の短編アニメーション『スノーマン』。お、なかなかナイスなチョイスじゃないの。これならお父さんも観たい! 久しぶりに観ようじゃないの

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『METAFIVE』アンドロイド化する東京人

2016/02/13 | 音楽

  自分は音楽ではテクノが好き。整理整頓された無機質な音にテンションがあがる。ロックなのに汗ひとつかかないようなクールなイメージ。人間が演奏していると言うより、機械に取り込まれたアンド

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『ポンヌフの恋人』ボウイを愛した監督・カラックス

2016/01/15 | 映画:ハ行, 音楽

  デヴィッド・ボウイの訃報はまったく信じられなかった。1月8日のボウイの誕生日に、新作『★(ブラックスター)』が発表されたばかりだし、来年には日本でも回顧展開催が予定されている。大御

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『神風』ベッソン発SF映画は紛らわしいタイトル

2016/01/11 | 映画:カ行, 音楽

  フランスの俳優ミシェル・ガラブリュさんが1月4日に亡くなったそうです。フランスの役者さんということもあってか、日本ではあまり知られていない。自分はリュック・ベッソン監督の初期作品『

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『母と暮せば』Requiem to NAGASAKI

2015/12/30 | 映画:ハ行, , 音楽

  残り少ない2015年は、戦後70年の節目の年。山田洋次監督はどうしても本年中にこの映画『母と暮せば』を公開したいと、すでに完成済みの喜劇『家族はつらいよ』の公開を後回しにしたらしい

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『侍タイムスリッパー』 日本映画の未来はいずこへ

昨年2024年の夏、自分のSNSは映画『侍タイムスリッパー』の

『ホットスポット』 特殊能力、だから何?

2025年1月、自分のSNSがテレビドラマ『ホットスポット』で

『チ。 ー地球の運動についてー』 夢に殉ずる夢をみる

マンガの『チ。』の存在を知ったのは、電車の吊り広告だった。『チ

『ブータン 山の教室』 世界一幸せな国から、ここではないどこかへ

世の中が殺伐としている。映画やアニメなどの創作作品も、エキセン

『関心領域』 怪物たちの宴、見ない聞かない絶対言わない

昨年のアカデミー賞の外国語映画部門で、国際長編映画優秀賞を獲っ

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