「 本 」 一覧
『ファイト・クラブ』とミニマリスト
最近はやりのミニマリスト。自分の持ちものはできる限り最小限にして、部屋も殺風景。でも数少ない持ちものは、選びに選んだお気に入りのものばかり。量より質。数は少なくとも高級品だったりするのが、ただの倹約家
『ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘』天才と呼ばれた普通の父親たち
なんともうまいタイトルの本。本屋さんをブラブラしていたら、水木しげるさんの追悼コーナーにあった。インパクトのあるタイトルだったので、かつてから気になっていた。そういえばまだ読んでな
『鉄コン筋クリート』ヤンキーマインド+バンドデシネ
アニメ映画『鉄コン筋クリート』が公開されて今年が10周年だそうです。いろいろ記念イベントやら関連書籍がでるらしい。もう10年も前かと振り返ると、映画を観た頃と自分自身の環境も大きく変わっている。10年
『猿の惑星:新世紀』破滅への未来予測とユーモア
2011年から始まった『猿の惑星』のリブートシリーズ第二弾にあたる『猿の惑星:新世紀』。前作の『猿の惑星:創世記』があまりに面白かったので、続編はぜひ劇場で観なくてはと思っていたら
『母と暮せば』Requiem to NAGASAKI
残り少ない2015年は、戦後70年の節目の年。山田洋次監督はどうしても本年中にこの映画『母と暮せば』を公開したいと、すでに完成済みの喜劇『家族はつらいよ』の公開を後回しにしたらしい
『ひとりぼっちを笑うな』蛭子さんはハルクの如し
2015/12/08 | 本
最近、蛭子さんの言葉が流行っているらしい。蛭子さんとは、マンガ界のヘタウマ天才と言われ、タレントとしてもバラエティ番組にひっぱりだこの、あの蛭子能収さんのこと。ヘラヘラっといつも笑っているけれど、描く
『間宮兄弟』とインテリア
江國香織さん原作の小説を、故・森田芳光監督で映画化された『間宮兄弟』。オタクの中年兄弟が、自分の趣味の世界に埋没して、なかなか恋愛に踏み出せないという話。江國さんの原作では「男子よ
『東京物語』実は激しい小津作品
今年は松竹映画創業120周年とか。松竹映画というと、寅さん(『男はつらいよ』シリーズ)や小津安二郎作品を真っ先に思い出す。自分が小津安二郎監督の存在を知ったのは、10代後半の頃。当