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『下妻物語』 若者向け日本映画の分岐点
台風18号は茨城を始め多くの地に甚大なる被害を与えました。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。 被害にあった茨城の地で下妻とあがっていて、すぐ映画『下妻物語』を思い出した。
『リング』呪いのフォーマットは変われども
『リング』や『呪怨』を作った映画制作会社オズが破産したそうです。 そういえば幼稚園頃の娘が「さだこ〜」と言って、前髪を全部たらして遊んでいたので、今の子も『リング』を知ってるんだ〜と思っていたら
『帝都物語』 混沌とした世にヤツは来る!!
9月1日といえば防災の日。1923年の同日に関東大震災で、東京でもたいへんな被害があったことから、この9月1日は大地震について備える日となった。この『帝都物語』は関東大震災の場面があるので、ふ
『団地ともお』で戦争を考える
小さなウチの子ども達も大好きな『団地ともお』。夏休み真っ最中の8月14日にNHKで放送されていた。どうせ過去の傑作選だろうと思っていたら、本編で「戦後70周年の今」というセリフがで
『沈まぬ太陽』悪を成敗するのは誰?
よくもまあ日本でここまで実際にあった出来事や企業をモデルにして、作品として成立させたな~と感心してしまう。小説だけならまだしも、商業映画として劇場公開させてしまうとは、ハリウッド映画のようで
『風が吹くとき』こうして戦争が始まる
レイモンド・ブリッグズの絵本が原作の映画『風が吹くとき』。レイモンド・ブリッグズといえば『さむがりやのサンタ』や『スノーマン』の作家さん。『さむがりやのサンタ』なんか、文句ばっかり
『はだしのゲン』残酷だから隠せばいいの?
明日8月6日は広島の原爆の日ということで、『はだしのゲン』ドラマ版の話。 小学校の学級文庫には必ずあった『はだしのゲン』。自分が小学生だった頃は、マンガが学校においてあること
『火花』又吉直樹の飄々とした才能
2015/07/31 | 本
お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんの処女小説『火花』が芥川賞を受賞しました。おめでとうございます。この小説は漫才師を目指す若者が、師匠と呼ぶ先輩との10年くらいのやり取りを淡々と綴
『嫌われ松子の一生』 道から逸れると人生終わり?
中島哲也監督の名作である。映画公開当時、とかく中島監督と主演の中谷美紀さんとが喧嘩しながら作ったと話題になっていた。原作小説は一人の女が堕ちていく、正直不愉快陳腐な物語と言っていい。それを中島
『ローレライ』今なら右傾エンタメかな?
今年の夏『進撃の巨人』の実写版のメガホンもとっている特撮畑出身の樋口真嗣監督の長編デビュー作品『ローレライ』。福井晴敏氏の原作『終戦のローレライ』の映像化。舞台は第二次世界大戦末期