*

Someone to watch over me!!『LIFE!』

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 映画:ラ行

t02200124_0640036013218622196

自分が20代のはじめの頃、
正社員で勤めた時の会社の上司に
こう言われました。

「人が直接指摘してこなくとも、
みんなお前の行動を見ている。
10人いたら10人の視点でお前を評価している」

これは40代になった今でも
ずっと心に留まっている言葉。

人に評価されずとも、
自分自身を恥ずかしい人間にしないよう、
客観的に見ても自分が嫌いにならないように
しなければいけない。

この映画『LIFE!』はベン・ステラーが
監督兼主役で作った映画。

主人公は16年間LIFE誌の
ネガ係の仕事を黙々としていた。
突然の会社の合併吸収で、雑誌は廃刊。
仕事を失う危機に至ってしまう。

無くしたネガを探す為に、
妄想ばかりでずっと動かなかった主人公が
旅へと動き出す。

行動しないで現状に甘んじてしまう主人公の姿は、
日本人のほとんどの人にあてはまる。

そんな行動しない人間が、
やっとの思いで動き出し、
今まで納得いかなかったものを
もの凄いスピードでで取り返していく!!

やっとこさ旅に出た主人公も、
動き出しても、何度も
留まるべきか動くべきかの
二つの道を選ぶ岐路に出会います。
でももう動き出した人間は、
留まることは選ばないのです!!

主人公の唯一の特技はスケボー。
ほのかに思いをよせる同僚の息子に
スケボーテクニックをレクチャーするのだが、
カッコ良く決まった瞬間に限って、
同僚の女性はみていない!!

こうして評価されるチャンスを
逃してしまう人っているんですね。
これではどんどん自信がなくなっちゃう。

でも、どんなに冒険をしても、
本当の自分の姿は、必ず誰かがみていて、
誰かの心の中で評価されているものです。

権威を得るとか誉められるとか
そんなカタチにとらわれることには
あまり意味がないことを、この映画は語っています。
その場限りの評価よりももっと大切なこと。

メーテルリンクの『青い鳥』ではないけれど、
大切なことは旅先にあるのではなく、
この今いる足下にすでに存在していたということ。

冒険をしたからこそ気づくことがあります。
等身大ありのままの自分をもっと愛しましょう!

関連記事

『レ・ミゼラブル』ミュージカル映画って流行なの?

今年の当り映画といえば 文句なく『アナと雪の女王』。 昨年といえば『レ・ミゼラブル』。

記事を読む

ハリウッド映画風日本映画『るろうに剣心 京都大火編』

今話題で好評の 実写版『るろうに剣心』第2弾『京都大火編』。 本作公開後一ヶ月で第3

記事を読む

『ローレライ』今なら右傾エンタメかな?

今年の夏『進撃の巨人』の実写版のメガホンもとっている特撮畑出身の樋口真嗣監督の長編デビュー作

記事を読む

『ロスト・イン・トランスレーション』幸せなはずなのに……。

日本のアニメ作品『Ghost in the Shell』が スカーレット・ヨハンソン主演で

記事を読む

『リング』呪いのフォーマットは変われども

http://www.sadako3d.jp/1/index.html[/caption]

記事を読む

『リアリティのダンス』ホドロフスキーとトラウマ

http://www.uplink.co.jp/dance/[/caption] アレハンド

記事を読む

『るろうに剣心』マンガ原作というより、大河ドラマの続編

自分は実は『るろうに剣心』の マンガもアニメも未見。 でもこの映画を観たいと思った。

記事を読む

『レクイエム・フォー・ドリーム』めくるめく幻覚の世界

「シェシェシェのシェー」と叫びながら隣人女性に危害を加えて捕まった男がいましたね。危険ドラッ

記事を読む

『ラストサムライ』渡辺謙の作品選び

トム・クルーズ主演の日本を舞台にした時代物ハリウッド映画『ラストサムライ』。渡辺謙さんのハリ

記事を読む

『ラストエンペラー』で近代史に興味がわいた

ca. 1940 --- Emperor Pu Yi (known as Henry Puyi i

記事を読む

『やさしい本泥棒』子どもも観れる戦争映画

http://video.foxjapan.com/release/

『君たちはどう生きるか』誇り高く生きるには

今、吉野源三郎著作の児童文学『君たちはどう生きるか』が話題にな

『ラースと、その彼女』心の病に真摯に向き合ったコメディ

いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの人気者になったライアン・ゴズリング。

『メッセージ』ひとりが幸せを感じることが宇宙を変える

http://www.bd-dvd.sonypictures.jp/

『ハイドリヒを撃て!』実録モノもスタイリッシュに

http://shoot-heydrich.com/[/captio

→もっと見る

PAGE TOP ↑